DAZ Studioで肌に艶をだしてみました。単純ですが以下の手順で再現できます。
バージョン
DAZ Studio 4.10 Pro
モデル:Genesis 8 Female
艶パラメータ
艶は「glossy(艶)」関係のパラメータを変更すればよいです。
まずは艶を出したい肌を選択します。フィギュアを選択してSurfaceのEditorタブからフィギュアのSkinを選択します。すると肌関係は全部選択できます。
そしたらBase MixingをPBR Metallicity/Roughnessに変更します。
そして、Glossy Reflectivityを0.90にGlossy Roughnessを0.30にします。
まとめると次の個所を変更することになります。
Base Mixing→PBR Metallicity/Roughness
Glossy Reflectivity→0.90
Glossy Roughness→0.30
適用結果が以下の画像になります。だいぶ艶がでました。
ちなみに、Glossyは艶の意味で、Reflectivityは反射率、Roughnessは粗さを表します。Glossy Reflectivityを上げることでてかりをあげて、Glossy Roughnessを下げることでてかる範囲を広げます。適宜パラメータを調整していい感じにしてください。
PBRとは
PBR(物理ベースレンダリング)は物体表面の光の反射計算をリアルに再現することで写実的なレンダリングを実現する手法です。PBRを行うには被写体にもそれに対応したシェーダーが必要で、SpecularとMetallicの2種類のシェーダーがそれに該当します。今回のMetllicityは物体表面は粗さと金属らしさで表現できるものとして見栄えを計算しているようです。
詳しくは参考文献を見てみてください。
物理的に正しい!?PBR(フィジカルベースドレンダリング)基礎編!
『THE COMPREHENSIVE PBR GUIDE – Vol. 2: Practical guidelines for creating PBR textures 』私家訳版
まとめ
Genesis 8モデルの人の肌のパラメータを変更して艶を出してみました。水にぬれたりみたいな再現で使えるのではないかと思います。