目次
はじめに
メタトレーダー4(MT4)でFXを始めてみました。基本的にパソコンはずっとつけっぱなしで動かしているため電力消費や清音性などが気になるところだと思います。そこで、今回はパソコンの勉強も兼ねて自分でパーツを選んで作ったときの様子をご紹介します。また、最終的にリモート環境で外出先からもMT4をチェックできるようにしたいと思います。
24時間つけっぱなしだとメンテナンス性も課題になってくると思うので正直レンタルサーバーを使うほうが無難で手っ取り早いと思います。この記事はあくまで参考程度にとどめてください。
MT4に対応したサーバーは月2000円程度から借りることができます。「MT4でのFX自動売買におすすめのVPSを比較」など参考にしてみてください。
ハードウェア編
実はPC自体を作ったのは数年前で、すでに今では売っていないものもあるので今現在売っていてそれらに近いパーツを紹介します。
それゆえ、パーツの相性の問題でこれらをすべてそろえても動かない可能性もあるのであくまで参考程度にしてください。
今回はMT4向けとして24時間ずっと稼働させるため「省電力」、「清音性」、「省スペース」の3点を目指しました。

まずはパーツをAmazonやドスパラ等で買いそろえたのでそれらを紹介します。具体的な組み立て方法はここで書くつもりは無いので詳細はWebで調べてみてください。
基本
組み立てるためには道具が必要です。ドライバーや静電気防止用の手袋を用意してください。
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PCケース
省スペース性を考え、Mini-ITXのものを選びました。これは見た目もかわいらしいく気に入っています。
RAIJINTEK METIS PLUSシリーズ キューブ型アルミニウム製Mini-ITXケース 0R200058 (METIS PLUS BLUE)
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これ以外にも色のバリエーションがあるのでリンク先で確認してみてください。自分はこの1世代前のものを使っていますが、見た目はほとんど変わっていません。
一応スペックを引用しておきます。
対応マザーボード: Mini-ITX
材質: 外装 アルミニウム 1.5mm厚、内装 SPCC 0.5mm厚
ドライブベイ: 4x2.5インチ+1x3.5インチ、または2x2.5インチ+2x3.5インチの組み合わせが可能
拡張スロット: 2(ツールフリー)
I/Oポート: USB3.0x2、HDオーディオx1
ケースFAN: リア LED FAN 120mm x1(装着済み)
CPUクーラーの高さ: 160mmまで対応
グラフィックカードの長さ: 170mmまで対応
CPU
清音性と省電力が目標なのでTDPの低いものを選びました。発熱が小さければファンも小さく抑えられるため清音に近づきます。
TDP とは、Thermal Disign Power の略であり、訳すと熱設計電力となります。CPU の設計上想定される最大放熱量を表すために使用され、単位は W(ワット)を使用します。
CPUは高性能なものでなく価格が抑えられれば良いと考えCorei3シリーズの省電力版を買いました。自分は当時TDPが35Wの「Core i3 6100T BOX」を買いましたが、今は品切れのようなのでそれに近い「Core i3 8100 BOX」がどうかなと思います。(こちらはTDP65W)
マザーボード
Mini-ITXでIntelに対応したボードを選びました。自分が購入したものはすでに売っていなかったので似たようなものを紹介します。少なくともPCケース(Mini-ITX)とCPUのサイズが合うものを選ぶ必要があります。
選び方については下記サイトが参考になると思います。
先ほどのCPUソケット(LGA1151)に対応していてMini-ITXサイズだとこのようなものがあります。
ASUS Intel H370搭載 マザーボード LGA1151対応 ROG STRIX H370-I GAMING 【MiniITX】
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CPUクーラー
CPUボックスに簡易的なものはついていますが、清音性や放熱性を重視して購入しました。
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自分が使っているのは上記のものですが、色々あるのでCPUの型にあうかや筐体に収まるかどうかで選んでください。先ほど紹介した筐体は最大16cmまで対応と記述があるのでこちらのものは問題無いと思います。下のようなものもよいと思います。
CPUクーラー CPUファン LC-CC-95A 92mmサイドフロー型 銅ヒートパイプ アルミ放熱フィンIntel対応 AMD対応 高熱伝導率 静音性 組付簡単 初心者 ゲーム用 仕事用
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電源
自分は300W用のものを買って一応動いていますが、一般的には余裕を持った電源選びが大事なようです。少し大きめの容量を選ぶとよいと思います。特に先ほど紹介したCPUは自分のものよりはTDPが大きいのでそれに合わせてください。ここは深堀しませんが、600Wくらいのものを選んでおけば問題無いと思います。
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メモリ
マザーボードに合わせて以下のようなDDR4のものを買いました。8GBあれば十分ですが、MT4以外の用途も考えている場合もっと大きくしてもよいと思います。
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ストレージ
1TBもあれば余裕だと思います。好みで適宜SSDを選んでください。
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ソフトウェア編
OSインストール
Windows10を買いました。選択の余地は無いと思います。というのも、残念ながらMT4はWindowsのみにしか対応しておらず無料のLinuxという手が使えないためです。
Microsoft Windows 10 Pro April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版【最新】|オンラインコード版
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ちなみに自分は上記のオンラインコード版を購入しました。理由としては通常版だとライセンスキーが読み取りにくい、ライセンスが無効だったなどのトラブルがあるらしくそれを避けたかったためです。
ただし、オンラインコード版の場合はインストール用USBメモリを自分で用意しなければならなりません。私は8GB以上のUSBメモリを買いました。
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USB書き込みツールは公式で配布されているのでそれをダウンロードしてください。
後は手なりに進めれば問題なくOSを入れることができると思います。
リモート環境
肝心なのがリモート環境です。同じネットワーク内であればWindowsに標準でついているリモートデスクトップ機能を使えば良いですが、問題なのは外出先です。
私がおすすめするのはChromeリモートデスクトップです。これは無料で使えてしかもスマホからもアクセスできるので大変便利です。
また、これだけでなく、TeamViewerやSoftEtherというものもあります。後者は外部から自宅のネットワークにつなげてWindowsについているリモートデスクトップを使うという構想ですが、知識が必要でかつ多少大掛かりなので気になる方のみチェックしてみてください。
SoftEther VPN プロジェクト
SoftEther VPNによるWAN越え自宅LAN接続とリモートデスクトップ①
その他
パソコンが新たに1台追加されるのでHDMIの切り替え器があると大変重宝します。私はNintendo Switch対応のものを使ってそれとも切り替えられるようにしています。
ただ、基本的にリモートデスクトップでつなげばあまり必要ないですが、少なくとも最初にOSを入れるときはモニタとの接続が必要になります。
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終わりに
MT4用にパソコンを組み立てました。自分の情報はちょっと昔のものなので最近のものに合わせて書きましたが、これらのものはパーツの相性を実際に試したわけではないので実際に検討している方は自己責任でお願いします。
また、Windows10をインストールしてリモート環境にも対応できるようにしました。これで快適にMT4ライフを送れるのではないかと思います。