Windowsで標準で付いているペイントとGIMP2の違いを比較してみました。どちらもフリーソフトですがどちらがどう違うのか、ペイントだけで十分なのかを検証しました。
比較表
MSペイント | GIMP2 | |
---|---|---|
値段 | 無料 | 無料 |
軽さ | ◎ | △ |
機能 | △ | ◎ |
レイヤー | × | ○ |
画像処理 | × | ○ |
値段
どちらもフリーソフトです。ペイントはWindowsに最初から付いています。GIMPのダウンロード先は下のリンクを参照してください。
軽さ
ペイントはあんまり余計な機能が付いていないからか起動も動作もとても軽いです。一方GIMPは起動に時間がかかり、立ち上がっているだけで30M程度メモリを食います。
また、ロースペックのパソコンで処理しようとすると少し重いと感じるかもしれません。
機能
Windows付属のペイントはWindows7からブラシが増えたりちょっとした機能が充実しましたが、やはりGIMPと比べると物足りなさを感じると思います。
グラデーションを付けたりぼかしを入れたり任意の部分を選択したり画像処理したり…といったことは断然GIMPの方が楽です。というかペイントではできないことも多いです。
その他にもさまざまな機能があるので気になる方はWikipediaなどで確認してみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/GIMP
レイヤー
レイヤーを直訳すると「層」という意味ですが、その文字通りで1枚の画像を複数の層で構成させるといった機能です。
レイヤーのイメージ


レイヤーは後からいくらでも追加したり複製したり削除したり見えなくしたりできますし、それぞれのレイヤーは基本的に独立してるため一か所を変更することや、一部分を再利用して別の画像を作るといったことが容易にできます。
上の例では元の画像と文字の画像が別々のレイヤーとして描かれていますので文字だけ後から変更したり、別の画像と差し替えたりといったことが可能です。
一方、ペイントの場合ですと複数の画像を切り貼りして保存してしまうと、次開いたときは元の画像の復元や再現はできなくなってしまいます。
画像処理
これはペイントには標準では備わっていません。「標準では」というのは裏ワザ的にモザイクをかけたりといったテクニックはあるということです(縮小して戻すだけ)。
もしそういうことやりたいならやはりGIMPを使うべきです。モザイクはもちろん数々のフィルタが用意されており画像のノイズを軽減させたり、油絵風にしたりといったことが簡単に行うことができます。
結論
GIMPの方がペイントと比べ画像処理や機能面で非常に優れているのですがやや重いという欠点があります。なので、スクリーンキャプチャを貼りつけて保存したりといった簡単な作業の場合はペイントを代用するといった形で相互補完しながら使うというのが良いのではないかと思います。
http://allabout.co.jp/gm/gc/2787/
『画像サンプル「レナ」の正体は「PLAYBOY」誌の最多販売部数を記録したプレイメイト』
http://gigazine.net/news/20090618_lenna/